クイリングは正式には
Paper Quillingペーパークイリング
またはPaper Filigreeペーパーフィリグリーと呼ばれます
諸説ありますが、その歴史はかなり古く、エジプトが発祥といわれています。
その芸術性が高められたのが、15世紀~16世紀イタリアやフランスの修道院だそうです。
当時は紙は大変貴重なものでした。
本が「借金のカタ」になったくらい、紙が貴重な時代だったのです。
製本の際に出る、紙の切れ端も大切な、”紙”。
その細長い紙を鳥の羽(Quill)に巻きつけて形を作り、身の周りの品を美しく装飾したそうです。
やがて、そのクイリングはイギリスへと渡ります。
16世紀から17世紀の上流階級や貴族の間の趣味として大流行したと言われます。
もちろん、王族も!
当時同じく貴重で高級品だった紅茶を入れる木製の密閉容器 Tea Caddy を装飾したり
日本でいうところの家紋のような紋章をクイリングで表現したりと、手間暇かけた製作をしていました。
実際に、世界各国の美術館に、いろんな作品が収蔵されています。
イギリスであれば、ビクトリア&アルバート美術館に数点、常備展示されています。
歴史あるアート&クラフトのクイリングですが、
ところが日本ではその名前さえ、ほとんど知られていません。
どちらかというと、新しいクラフトのように取り上げられることもありますが、
実は歴史ある伝統的な手芸なのです。
まだまだ教室も少なく、実物を観たり、本を手にしたり出来る機会も少ないのですが、
最近は少しずつ認知されてきました。
世界各国でも、もう一度ブームの兆しが見えてきました。
3mmの紙帯から始まる魔法のクラフト&アート。
ペーパークイリング
当店とクイリングの出会いは2004年の春でした。
岸本愛子先生が私に作品を見せて下さったことがきっかけでした。
なんて繊細で可憐で可愛いのだろう!
(愛子先生作品)
初心者でも、お子様がいる方でも、少しの時間で楽しめます。
仕事や家事で忙しいかたも、ほっと一息の自分の時間、素敵は手仕事の世界を満喫しませんか?
講師育成を含め、多彩な内容で、講座も展開しております。
(四谷教室リンク 所沢教室リンク ボタニカルクイリングジャパン公式HP)
クイリングをする人のことを、「クイラー」と呼びます。
私は楽しくクイラーの輪を広げたいと考えています。
楽しいクイリングの輪がもっと広がり、クイラーが増えていきますように!
毎日の生活を素敵に彩り、笑顔を増やすきっかけになりますように!
なかたに もとこ